第21回さがの映像祭 プログラム

2026年2月10日(火)

応募作品上映会(入場無料)

応募作品上映会では、応募いただいた全作品を上映します。来場者による投票も行い、観客賞は11日に発表します。入場無料で、どなたでも参加いただけます。

[上映時間] ①15:30~ ②16:30~ ※①②は同じ内容です
[会場]ヒューリックホール京都

2026年2月11日(水・祝)

※上映時間など、詳しいプログラム内容は、決まり次第ご案内します。

特別映画上映

『私たちの話し方』

監督:アダム・ウォン(黄修平)
出演:ネオ・ヤウ(游學修)、ジョン・シュッイン(鍾雪瑩)、マルコ・ン(吳祉昊) 2024 年/香港/広東語・香港手話/132分/カラー
原題:看我今天怎麼說 英題:The Way We Talk
字幕:最上麻衣子 字幕監修:Palabra株式会社
バリアフリー日本語字幕
配給:ミモザフィルムズ
© 2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved

本作の主人公は、異なる環境で育った3人の20代のろう者。3歳で聴覚を失い、人工内耳を装用して「聴こえる人」として“普通”の生活を送ろうとしているソフィー。 生まれながらのろう者として手話話者であることに誇りを持っているジーソン。 手話と口話を使いこなすバイリンガル、人工内耳装用者のアラン。手話を禁じて、口話教育を推進するろう学校で出会ったジーソンとアランは、お互いの環境の違いを感じながらも、親友のまま大人になる。人工内耳を推奨するアンバサダーとしてアランとソフィーは出会うが、人工内耳の推進イベントで「科学が発展すれば、この世からろう者はいなくなる」とソフィーが語ったことに、ジーソンが激怒して――。

映像制作ワークショップ報告会

2025年9月に愛知大学で開催した映像制作ワークショップの成果報告として、参加者が制作した作品を上映します。あわせて、講師によるトークを行います。

今村 彩子氏 (映像作家)
名古屋出身/カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で映画制作を学ぶ。主な作品に『Start Line』、『友達やめた。』、『きこえなかったあの日』がある。現在、息子を育てながら映像制作をしている。

上田 謙太郎氏 (映像作家)
愛知大学文学部准教授/聴者。大学で『手話ドラマとよはし』など、手話・ろう関係の映像を制作・研究している。監督作『木組みの家 大工阿保昭則の家づくり』(字幕付き)がYouTubeで公開中。

深川勝三監督 資料寄贈記念企画

日本で最初のろう映画監督である深川勝三氏が使用していたカメラやフィルム、映画作品、書籍などが、この度、全国手話研修センター(手話総合資料室)に寄贈されることになりました。今回の寄贈を記念し、特別企画を実施いたします。

大舘 信広氏 (映画監督)
神奈川県横浜市在住。ろう映画制作「デフムービーエンターテインメント プロディア」代表。認定NPO法人障害者放送通信機構「目で聴くテレビ」ディレクター&カメラマン。

深川勝三氏 (映画監督)
1924 年(大正13年)東京生まれ。官立東京聾唖学校(現筑波大学附属聴覚特別支援学校)卒業後、日本初のろう映画制作集団「睦聾唖映画演劇研究会」を立ち上げ、8ミリ白黒フィルムによる長編映画「楽しき日曜日」(1961年)、「三浦浩翁半生記」(1962年)、未完成の「たき火」を制作。昭和60年2月11日くも膜下出血のため逝去。享年60歳。

第21回映像作品コンクール審査結果発表・授賞式

本コンクールには、ろう者・難聴者が制作した映像作品が全国から寄せられ、ドキュメンタリーやドラマなどジャンルも多岐にわたります。多彩な表現の中から選ばれた受賞作品の発表と授賞を行い、講評とともに今年度の成果を振り返ります。
あわせて、10日に実施した一般投票の結果による観客賞の発表を行います。